談志の日記1953 17歳の青春

談志の日記1953 17歳の青春

著者 立川 談志 (著者)
発売日 2021/11/08   価格 2800円(税別)
判型・製本 四六判 仮フランス装   頁数 264+巻頭口絵16
ISBN 978-4-907623-46-3   Cコード 0095
発行 dZERO   発売 dZERO

没後10年 特別企画
入門翌年の日記全文、初出し!
  
17歳の少年は、前座修業の日々を送りながら、
1日も欠かさず日記帳に向かっていた。
  
僕には、夢を追うのみで、
若さを楽しむ資格がないのであろうか。
その原因は落語なのだ。
僕の宿命なのかも知れない。
――1953年7月9日

小さんに小遣をもらう。しかしその場でなくす。その場で探すのも失礼だからよした。時間のないという名目で先に帰る。――1月20日
  
新東地下で「まごころ」を観る。悲しく涙がにじんだ。清く悲しい青春の一頁に感じた。――3月13日
  
噺が又セコになる。どうもおかしい。大きくなりたい。しかし時は刻々と過ぎ去って行く。あせりが出る。――6月2日
  
コタツに入り食事をすまして日記をつけている。静かだ。まだ十時半なの
に聞こえるのは雨だれの音と、鉄橋を渡る汽車の響きが時折するのみ。日本の冬は風情がある。コタに入りながら彼女の事、噺の事、明日の事、とりとめもなく考ヘる。これぞ青春なのだ。――11月18日
 

 

[談志哲学]

『江戸の風』

若い世代に伝えるため、ネット上での動画配信を前提に語られた「談志哲学」。

談志師匠が最晩年に言及した「江戸の風」という概念を語りこんだ唯一の記録。

 

『談志が遺した落語論』

絶頂期から亡くなる1年前までのおよそ10年間、

日記のように書きとめた言説の断片を初公開写真とともにまとめた拾遺集。

■日記 1953.1.1~12.30

凡例/新年の所感/一月/二月/三月/四月/五月/六月/七月/八月/九月/十月/十一月/十二月

 

■演目の記録 1952.11.11~1954.1.19

凡例/演目/談志による一九九九年の追記

 

■後記 松岡慎太郎(談志長男)