現場で震災復興支援にあたっているゲストを迎え、「復興のための議論」
「科学技術」への理解を広く普及させることを使命とする科学技術コミュニケーター石村源生が、「議論」を科学する! 議論というものを根本から掘り下げ、「建設的な対話」をするための方法論を模索する。
第3号は、「プロジェクト結(ゆい)」理事長の長尾彰氏がゲスト。被災地で「子どもたちの学びと遊び」を支援するボランティア組織「プロジェクト結」の具体的な活動についての長尾氏からの報告と、復興に欠かせない「議論の形」について論じる対談「石村源生vs.長尾彰」を収録。「未来をつくる新しい議論」を考えていく。
担当編集から一言
今回のゲスト、長尾彰さんの一週間のスケジュールはこう。日曜日の夜に東京を出発、月曜日から水曜日までは石巻、水曜の夜に東京へ車で移動し、木曜日から土曜日までを生活のための仕事をし、日曜日にしばし家族と過ごした後、夜、再び車を飛ばして石巻に向かう。これを8カ月以上も続けている。避難場所となった学校で被災者たちの議論がどう変わっていったのか、マスコミ報道では見えてこなかった地域コミュニティー再生の過程が興味深い。
【議論による復興】
「プロジェクト結」(動画7分)
被災地での活動(動画13分)
【石村源生vs.長尾彰】
dialogue-1 復興の拠点としての学校(動画7分)
dialogue-2 復興のための熟議(動画5分)
dialogue-3 議論が育む未来(動画8分)
解説テキスト
こじれた議論を超えて
用語集