不毛な議論からの脱出法はあるのか!
「科学技術」への理解を広く普及させることを使命とする科学技術コミュニケーター石村源生が、「議論」を科学する! 不毛な議論、かみ合わない議論など、こじれた議論をゲストとともに整理・分析し、「建設的な対話」をするための方法論を示す。
第1号は「原発と3.11① こじれた議論の整理と可視化」。「専門家vs.市民」「避難指示遵守派vs.自主避難派」「原発推進派vs.脱原発派」などさまざまな対立は、なぜ、どのようにして生まれたのか。それぞれの主張の立ち位置や背景を徹底的に分析し、ときほぐす。そして、政府、地方自治体、専門家、私たち一人一人はなにをすべきなのか、大阪大学平川秀幸准教授をゲストに迎え、科学技術コミュニケーションの視点から検証。
担当編集から一言
そもそも「議論」というものは、「かみあわない」「こじれる」のが当たり前なのだと、思ったほうがよさそうだ。それを建設的な議論へ導くひとつとして提案される「議論のアーカイブ化」、つまり、参照可能な議論、履歴をもった議論を残していくべきという解説など、斬新な提案が要所要所にちりばめられている。
dialogue-1 建設的な議論を行う方法(8分01秒)
dialogue-2 科学が生活を侵食する(7分12秒)
dialogue-3 発言者たちの真意(7分09秒)
dialogue-4 議論の未来形(11分18秒)
解説テキスト
用語集(PDF)