AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか

AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか

著者 川村 秀憲 (著者) 大塚 凱 (著者)
発売日 2022/03/16   価格 1900円(税別)
判型・製本 四六判 並製   頁数 208
ISBN 978-4-907623-50-0   Cコード 0095
発行 dZERO   発売 dZERO

●ブックデザイン:水戸部功

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俳句を詠むとき、人の脳の中では何が起こっているのか。
知能とは何か、人間とは何か。

AI研究者にとって「AI俳句」は、
根源的問いの答えに近づくためのプロジェクト、
若い俳人にとっては、人間の知の営みが解明されることへの深い興味。

AI俳句生成プロジェクト「AI一茶くん」の生みの親と、
気鋭の若手俳人が旅する「知能の深淵」。
 

 

 

【近未来の「人と人工知能」!】

人間の価値観を揺るがすような、パラダイムシフトは起こるのだろうか。
研究者から見たGhatGPT出現の意味とは。
GhatGPTなどの大規模言語モデルの仕組みから、近未来の社会変容までを平易に解説。

 

担当編集から一言

人工知能の研究者と俳人という、他に類がない異色のお二人の対話の記録です。
お二人とも異分野への興味が深く、互いに質問が飛び交います。
会話に使われる言葉は異なり、それぞれの分野の特徴が表れているところも読みどころです。
使う言葉は異なっても、俳句を切り口に通じ合う対話。
そのコミュニケーションの様子もまた、興味深いものです。
人工知能や俳句に詳しくない人でも、好奇心がくすぐられ、かなり楽しめる内容となっています。
 

第一章 コードと歳時記:「人間の営み」を解明する
第二章 記号と意味:ハードルは何か
第三章 教師データと逸脱:「AI一茶くん」の俳句を鑑賞してみる
第四章 チューリングテストと句会:「詠んだ」といえる日は来るか
第五章 無意識と感情:「知能とは何か」という根源的問い
  
付録
「AI一茶くん」俳句生成の仕組み
入門・俳句の〝読み〟方
本書の内容をおおまかに知るためのキーワード