「じゃあもうやめよう、馬鹿馬鹿しいや!」
楽屋、打ち上げ会場、インタビューの場、移動中の車中など、談志は時と場所を選ばず、落語論や芸論を展開してきた。事務所が記録してきたそれら「楽屋噺(がくやばなし)」の映像を解説文付きで紹介する「談志の楽屋@クラウド」シリーズ!
第3話は「談志が途中で降りちゃった夜」。2006年5月3日、横浜にぎわい座でのできごと。この日のネタ『浮世根問』が終盤にさしかかったころ、客席から野次が飛んだ。「は? なに?」と表情が一変する談志に凍りつく会場……。さらに客席から余計な一言が加わって怒りの収まらない談志。最後は「おしまい!」と言い捨てて高座を降りてしまいます。世にいう「談志伝説」の一幕をとらえた緊迫のドキュメント映像!
その夜の打ち上げで得意気に途中で帰ったエピソードの数々を話し、上機嫌で浪曲を唄う談志の姿も収録!
担当編集から一言
噂には聞く談志師匠の「伝説」ですが、映像を見たのは初めてです。その剣幕に映像を見ているこちらがドキドキしてしまいます。それにしても、高座で怒って途中で降りたにもかかわらず、ちゃんと打ち上げに参加して上機嫌で浪花節まで歌ってしまう家元。「よくあることだ」とあまり気にしていない様子だったとはいえ、あらためて談志師匠のサービス精神を痛感しました。
第1章 予兆(2分20秒)
第2章 今日はネタに入るのが早い(1分42秒)
第3章 クライマックス(4分54秒)
第4章 その夜の打ち上げ① 帰れ、帰れ(2分44秒)
第5章 その夜の打ち上げ② 前座まで『芝浜』(2分18秒)
第6章 その夜の打ち上げ③ 談志、上機嫌で浪花節を唄う(5分24秒)
解説テキスト(7ページ)