談志落語の舞台裏を語る秘蔵映像
楽屋、打ち上げ会場、インタビューの場、移動中の車中など、談志は時と場所を選ばず、落語論や芸論を展開してきた。事務所が記録してきたそれら「楽屋噺(がくやばなし)の映像を解説文付きで紹介。
創刊第1話は、談志落語の核心「イリュージョン落語」。談志自ら「落語の奥義を覚えた」と語った『鉄拐』(名古屋・ミッドランドホール)、「落語のミューズが下りてきた」と語った『芝浜』(東京・よみうりホール)のいずれも、2007年の公演。つまりこの年に談志落語は完成を見たといえる。その前年の2006年に撮影された貴重なインタビュー映像です。
担当編集から一言
「抱きしめてやりたいほど落語が愛おしい」と自ら語るほど、談志師匠は声を失う直前まで「落語」を愛し、「分解」し、新しい解釈や演じ方に挑戦しつづけてきました。その舞台裏を秘蔵映像によって次世代へ伝えるシリーズの創刊です。落語論・芸論・芸人論のほか、時には談志師匠のチャーミングな一面にも迫ります。
第1章 原点(6分2秒)
第2章 きっかけ(2分40秒)
第3章 談志・円鏡歌謡合戦と談志落語(4分45秒)
第4章 弟子とイリュージョン(4分8秒)
第5章 伝統とイリュージョン(2分57秒)
第6章 志ん生とイリュージョン(1分51秒)
第7章 都都逸と『雑俳』(3分35秒)
第8章 落語のフレーズ(3分57秒)
解説テキスト「入門・談志の落語論」