志らくが懐メロ30曲を熱唱!
ギタリストの父、長唄の師匠の母をもつ志らく。幼い頃より、ギターと三味線が響く家庭で育ったことで、「音楽を聞き分ける耳がある」という。ただし、楽器を演奏することにさほど興味を抱かなかった志らくは、師匠・談志の落語に出会い、談志の愛するモノにはまっていく。その一つが「懐メロ」である。
談志ゆずりの懐メロオタクである志らくが、講義編では、落語の名人がもつ「リズムとメロディ」とは何か? 落語と音楽の「メジャー音」「マイナー音」とは? 志らくはなぜ「懐メロ」にひかれるのか? などを、ミッキー・カーチスから伝授されたブルースハープの実演を交えつつ解説。
落語編では、第3号「落語と映画」で演じた『片棒・映画編』に続き、『片棒・懐メロ編』を演じます。懐メロマニアの息子はどんな葬式を考えたのか。「志らくワールド」の真骨頂を堪能してください。
担当編集から一言
「通常、落語は『滑稽噺』をメジャー音で、『人情噺』をマイナー音で演る。でも、人情噺をメジャー音でできないか!」と志らく師匠。志らく師匠の人情噺に他とは違った陶酔感を味わえるのは、そこだったのか! と納得。独特の眼点、そしてそれを演ってしまう、演れてしまう志らく師匠の凄さをまた垣間見ることができました。
講義「落語と音楽」(31分54秒)
落語『片棒・懐メロ編』(14分20秒)
懐メロチャンチャカチャン
解説テキスト
用語集