志らく、大の苦手の「数学」を語る
志らくは、数学が大の苦手だという。講義冒頭から「落語と数学の関連性なんてまったくない」と断言する。
しかし、小銭だらけの家、数学の問題文についてのツッコミなど、爆笑エピソードの数々を話していくうちに、「志らく」「数学」「落語」の微妙な関係が浮かび上がってくる。
今号で披露する演目は、「数」が重要な役割を果たす『時そば』。「ただ演(や)ったんじゃおもしろくない」ということで、「二八そば」「夜鷹そば」の語源、江戸時代の時間の数え方、志らくと他の落語家との演じ方の違いなどを、詳しく解説しながら演じる。
担当編集から一言
「そばを喰う噺じゃない、一文かすめたい男の物語なんだ」という古今亭志ん生(ここんていしんしょう)師匠のことばを引用しつつ、志らく師匠がなぜこう演じるのかなど、解説つきの落語『時そば』必見です。
講義「落語と数学」(24分29秒)
落語『時そば』(19分56秒)
志らくの不幸!?(3分02秒)
解説テキスト
用語集