古典落語『笠碁』は、向田邦子の世界で表現できれば素敵な物語になります
中学時代、「読書クラブ」に所属し夏目漱石や太宰治などを読みふけっていた志らくが、落語家の了見で読んでもっともすばらしい、と感じている作家、向田邦子作品について講義する。
また、落語は『談志・志ん朝の笠碁(かさご)』。志らくが二つ目時代、師匠である立川談志の独演会で一度だけ演じたという幻の演目。必見! 談志・志ん朝のモノマネで演じる。
担当編集から一言
落語『談志・志ん朝の笠碁』は、独演会に遅刻した師匠・立川談志の代わりに、その場をつなくため志らくが3席を演じ、客席からのブーイングの嵐の中、4席目に演じた演目。志らくは、『笠碁』に登場する碁敵(ごがたき)の二人の旦那を立川談志と古今亭志ん朝に見立てて演じ、一気に会場を爆笑の渦に巻き込んだ」といういわくつきの一席。なんと、それを客席から観ていた談志が「早く談志を出せ~」と野次を飛ばしたという後日談がある。
講義「落語と文学」(21分)
落語「談志・志ん朝の笠碁」(12分)
志らくのおススメ――「あ・うん」について興奮する私
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