イリュージョンの格好の材料『疝気の虫』
立川談志の未公開高座映像をお届けする「談志の高座@クラウド」。
9席目は、「これを名人芸というと、評論家も書きにくいだろうね」と映像内で談志自ら語る『疝気の虫』。群馬県の館林市三の丸芸術ホールで開催された「しまや寄席」の映像です。「三味線なくして演るというのは名人」と自評しながら、疝気の虫があばれるところも乗りまくる。落語に入る前のトークもジョークも絶好調。ここでしか語らなかったであろう、ボクシングの亀田親子の話も。
担当編集から一言
映像のしょっぱな、舞台下手から登場した談志師匠は、観客から高座が観にくいだろうと、めくりの位置を移動。舞台に上がった直後に一瞬にして、客を引きつけてから、トーク、ジョーク、まくら、落語『疝気の虫』へと、ひとときも客の心を離さず終演まで演じています。映像でも、時間がゆるせば、ぜひ全編再生で、この日の談志師匠を一気に味わってほしいと思います。
全編再生(39分52秒)
第一章 絶好調トーク(10分17秒)
第二章 ジョーク(9分35秒)
第三章 まくら〜落語『疝気の虫』(19分58秒)
解説
出演者とスタッフ