「役に立たない」と思う本こそ買え

「役に立たない」と思う本こそ買え

人の生き方は読んできた本で決まる
著者 森田 正光 (著者)
発売日 2014/08/27   価格 1600円(税別)
判型・製本 四六判 並製   頁数 240
ISBN 978-4-907623-07-4   Cコード 0095
発行 dZERO   発売 dZERO

●装丁:水戸部功
●著者写真:阿久津知宏

森田さんのトークイベント開催、続々決定!

9月27日(土)15:00 ジュンク堂書店難波店 トークイベント → 詳しくはこちら

10月4日(土)14:00 八重洲ブックセンター本店 トークイベント(ゲスト:吉村博光さん) → 詳しくはこちら

「なぜ、本を買わないんだ!」

経済、科学、思想、古典など、あらゆるジャンルを乱読する森田正光が、本の力と魅力を語り尽くす。

お天気キャスターでありながら、ウェザーマップ社をはじめ3つの企業を経営する森田正光は、「今の自分があるのは本のおかげ」だと自己分析。本を読む人が少なくなった現状を「文化の衰退だ」と嘆く。

本書では50年にわたる読書遍歴のなかから約70冊を厳選し公開。いかに本が人生を豊かにするかを力説する。

*本書はWEBで連載中の「なぜ本を買わないんだ!」を大幅に加筆・修正し、書き下ろしを加えたものです。

 

担当編集から一言

「読書遍歴を公開することは自分の内面をさらけ出すことになるから恥ずかしい」と語る森田さん。しかし「本が売れない、読まれない」という現状を変えたい、と執筆してくださいました。

将棋に凝り、ボーナスをはたいて高価な将棋盤を買った話、先物取引で大損してしまった話、若いころ思想書に影響され政治運動に関心を持ったこと、親鸞の思想に感銘を受けたこと……などなど、森田さんの人生のさまざまな経験がそのときに読んだ本とともに語られ、本が人生を豊かにしてくれる、ということが実感できます。

なかで取り上げている本は、科学、思想、宗教といった堅い本だけではなく、「スリ」の本や株の実用書、たつまきの本など、本当に多様多彩。そのジャンルのない乱読から得られた「深くて広い」雑学も読みどころです。

それにしても、本に囲まれた森田さん(写真)はうれしそうに見えますね。

 

序 章 本は、〈買う〉ことに意味がある

第一章 本は、〈好奇心の連鎖〉の起爆剤である

第二章 本は、〈無知の知〉から始まり〈思考〉を紡ぐ

第三章 乱読は、忘れかけた〈人間の本能〉を刺激する

第四章 本は、社会の〈共同幻想〉を浮き彫りにする

第五章 本は、〈生と死〉の哲学を指南する