望遠鏡と天文学者

望遠鏡と天文学者

「すばる」との1826日
著者 有本 信雄 (著者)
発売日 2026/02/03   価格 3200円(税別)
判型・製本 四六判 並製   頁数 400
ISBN 978-4-907623-81-4   Cコード 0095
発行 dZERO   発売 dZERO

科学者の随筆に名作が多いことはよく知られている。
最も有名なのは寺田寅彦(物理学者)で、
現在も多くの科学者が愛読している。
著者もまた、その一人。
ハワイ島での観測生活を中心に、
科学者らしい鋭い視点と繊細な観察眼をもとに
「天体と人間と社会」について400 ページを書き下ろした。

しし座流星群に思いを馳せた宮沢賢治の心象風景。
満天の星を見上げながら想像する、江戸時代の空。
葛飾北斎の浮世絵版画に描かれた「有明の月」。

観測のエピソードや天文学の最前線、
そして文学や詩歌、絵画にも話がおよぶ
天文学者による本格的な「科学者の随筆」。

プロローグ
第1章 天文学者への道のり
第2章 ハワイ島へ

第3章 流星群
第4章 銀河の考古学
第5章 竜宮伝説とリュウグウ
第6章 人類の移住先
第7章 布良星の伝説
すばる
第8章 星はすばる
第9章 すばるは怖い
第10章 すばるで観測
第11章 ひとみを探せ
ハワイ島
第12章 メリーモナーク
第13章 アフリカンチューリップ
第14章 すばる七夕
第15章 虹の町ヒロ
第16章 ごみ出し
天文台
第17章 マウナケアの空
第18章 ハレポハクの折々
気象
第19章 乾季と雨季
第20章 マウナケアの雲海
第21章 台風と観測所
第22章 一刀両断
第23章 パイナップル急行

第24章 シドニーの三日月
第25章 スーパームーン
エピローグ
第26章 さらばすばる
第27章 あとがきに代えて